~君の未来に幸あれ~

期待と不安を抱きしめて一歩勇敢な歌

不時の桜の話

こんにちは。あかねです🍯🧸

 
 
タイトルでお察しの方もいるとは思いますが、今更ながら舞台「染、色」のことを書こうと思います。
 
 
 
 
 
 
わかる。絶対今読んでる人全員「今更????」って思ってると思う。それな(お前だよ)
 
まぁ言い訳をさせて頂くと、元々このブログは染色を観劇してからずっと下書きに眠っていたんですけど(2行ぐらいしか書いてなかったけど)
まぁなんと言うか、色々考えることや思うことが多すぎて全然まとまらなかったり、何となく言葉にすることで想いが軽くなってしまうような感じがしてしまったりしてほぼ書けていませんでした。
言い訳です。ごめんなさい()
 
 
※長くなります※
 
 
 
 
1.タイトルについて
これはちらっとツイートしたような気もしますが…
原作のタイトルは「染色」ですが、舞台のタイトルは「染、色」と句読点が入っています。
まぁ内容が原作とは大幅に違っていますし、その違いみたいなものを表すためという目的もあるとは思います。
でも私はあれは句読点じゃないんじゃないかなと思っていて。
実際に舞台を観た方や配信を観た方は分かると思いますが、最初の題字が浮かび上がるところで「染色」という字の後に句読点が出てくるんです。
まるで筆に付いていたインクが落ちてしまったかのように。
 
あの映像を見たときに私が真っ先に思い浮かべたのは「染み付いて洗っても落ちなくなってしまったもの」でした。実際舞台のなかでも深馬は染み付て取れないなんちゃらみたいなこと言ってますし。(雑)
原作者はあの句読点について何も言ってないので本当のところは分かりませんが、きっとあれは深馬にとって真未との時間とか、感情とか、あの夏の出来事に繋がるんじゃないかなぁと私は思います。
 
 
 
2.真未は何者?
これは彼女が存在していたのかどうか含めて結構みんな考察してたし、今更書くことも大してないような気はします…笑
結論から言うと、明確な答えはないと思っています。加藤さんもその話題がラジオで出たときに明言しなかったので。
まぁ脚本家が明言してしまったらそれが答えになってしまうからかなとも思うけど。
なので今から書くことは本当にただの私の考えです。
 
私は真未は深馬の深層心理的なものなのかなぁと思います。
劇中の真未の台詞に「この絵はそうなるはずだった」とか「君が私に頼んだんだよ」とか、そういう台詞が沢山出てくるんですよね。
でも絵の行きつく先なんか誰も知らないに決まってるし、深馬が真未に助けてくれって頼んだ場面なんかどこにも無かった。
 
でも、全部真未が深馬の深層心理だと考えれば辻褄がある程度合うんです。
きっと深馬は本当に絵を辞めたかった。でも親に軽く大学辞めるって言っただけで泣かれて、周りの友達にも先生にもあんなに期待されて、きっとその期待が苦しくて辞められなかった。
なによりずっと続けてきたことを辞めるのってすごく勇気が要ることだと思うんです。だから辞めるためのそれなりな理由が欲しかった。
 
でもそんな本人も気が付いてない気持ちを周りが知る由もないじゃないですか。だけど、真未が深馬の中にある深層心理だとしたら知っていて当然なんです。
あと「み(う)ま」を逆さ読みすると「まみ」になるんですよね。関係あるのかは分からないけど。
 
他にも色々引っかかることとかそう思った理由とか沢山あるんですけど、書き始めたらきりがないので() もし気になる!って方がいたらマシュマロとかに投げておいてください(?)
 
 
そして、真未は存在したのかっていうところですが、
加藤さんはラジオの中で真未が存在しなかったんじゃないかって思えるようなことを散々話した後
「でも壁のピンクのスプレーは残ってるんだよね。絶対一人じゃ届かないところに」(意訳)
って言ってたので本当に真相は謎のままです。
 
 
まぁストーリーから考えるに存在しなかったって考えるのが妥当だろうと思います。深馬の見ていた夢というか。知らないですけど()
 
 
 
まぁ明確な答えはないので私は個々の解釈でいいのかなと思います。
 
 
余談ですが私は真未は居なかっただろうなと思う反面、居てほしいと思う気持ちもあります。真未が存在していなかったらあまりにも深馬が可哀想だから。
 
 
 
 
 
 
3.深馬について
先程の真未のところで少し書いてしまいましたが、彼はこの物語の主役なので一応。(一応って言うな)
 
 
原作でもそうでしたが、深馬は傍から見たら成績も良くて彼女もいて、所謂「リア充」なんて言われる人。全てがうまくいっている人。きっと深馬の周りのほとんどの人が彼が羨ましいんだろうなと思います。実際私もあんな人近くにいたら羨ましいです。
 
けれど当の本人はそんな平凡な毎日が退屈で、周りからの評価も過大評価だと思ってて、きっと何にも満足していない。
でもそんなの誰にも分かってもらえなくて苦しかったんだろうなと思います。
「去年の作品とどっちがいい?」「入学の時たまたま上手くいっただけなんだ」「お前に俺の気持ちは分からない」
全部深馬の周りの人の立場で考えたら、正直めちゃくちゃうざいしだるいしなんだこいつって思うような言葉ですが()、
深馬の立場で考えるとどれもコンプレックスとか孤独感から出た言葉なんだろうなと思います。
 
長々と書きましたが私の彼に対しての印象は「いろんなこと気にしすぎて身動きとれなくなってる可哀想な子」みたいな感じです。
 
 
 
 
 
そんな悶々とした日々のなかで突然出会った真未は深馬とは真逆で、性格も絵も自由だった。彼女には圧倒的な才能があった。
 
 
きっと深馬はそんな真未が羨ましかったのでしょう。だから身体を重ねた。
私はそう思っています。
きっと真未のことを好きだったわけじゃない。好きだったのは真未の持っている才能。それを目の当たりにしていれば自分は平凡で居られる。
全て忘れたかったんだと思います。周りからの期待も過大評価も。
 
 
全て投げ捨てたくてもそんな勇気も度胸も彼にはなかったから、せめて真未と居ることで見ないことにしたかった。きっとそうなんだろうなと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
めちゃめちゃ長くなってしまったうえに上手くまとまらないですが…
私の考察はこんな感じです。本当は登場人物全員書きたいところですがそんなことしていたら時間がいくらあっても足りないので…
 
 
本当にこの物語が正門くんの初主演舞台で、シゲの初脚本舞台で良かったと心から思っています。
舞台が終わって半年ほど経ちますが、今でもふと思い出しては「if」の物語を考えたりしてしまいます。
 
正直私は、深馬はあのままで幸せに過ごすことができるようになるとは到底思えていません。きっと彼はあれからも悩んで苦しんで、もしかしたら絵を辞めるかもしれない。
辞めたほうが幸せになれるのかもしれないとすら思っています。
 
でも、それでもいいからこの世界のどこかにいる深馬がこれからも平凡に、そこら辺にいる大学生たちと同じようにに生きていけることを私は心の隅で願っています。
 
 
 
 
 
今寝る前にはあげたい一心で書きなぐっているので(特に後半)文章が支離滅裂だと思いますが、ここまで読んでくださった方ありがとうございました!!
 
 
また余力があれば今回書けなかった登場人物についても書きたいな~なんて思っているので、もし私が凝りもせず書いたときには是非読んでやってください(?)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#染色